スポーツ報知
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契約更改を終えて会見する塩見
楽天の塩見貴洋投手(29)が24日、仙台市のコボパーク内の球団事務所で契約更改し、700万円減の3800万円(推定)でサインした。
塩見は秋季キャンプで腰を痛めて出遅れ、初めて1軍で登板したのが5月31日の巨人戦(コボパーク)だった。その後も1、2軍を行き来して8登板で3勝3敗、防御率3・95。先発ローテに定着出来ず「仕事をしていないので、(ダウンには)自分自身も納得している」と話した。
だが、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの初戦で先発すると、6回4安打1失点の好投で勝利に導いた。日本一に輝いたソフトバンクキラーとしての期待もかかる来季へ向けては「CSでは大事な場面を任せられて結果を残したのは自信にもなる。その1勝を来季につなげられるようにしたい。上位のチームをしっかりたたけるようにしたい」と意気込んだ。
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塩見貴洋
◇パCSファイナルステージ第1戦 楽天―ソフトバンク(2017年10月18日 ヤフオクD)
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは18日に開幕し、3位から勝ち上がった楽天は1勝のアドバンテージがあるリーグ覇者のソフトバンクと対戦する。
梨田昌孝監督(64)は第1戦に塩見貴洋投手(29)、第2戦には辛島航投手(27)の両左腕を先発起用。「塩辛コンビ」で下克上を目指す。
梨田監督は「我々は挑戦者。失うものはない」と力強く言った。執念の継投で2位・西武を撃破。勢いに乗っているベテラン指揮官はファイナルS突破へ、「塩辛」でスタートダッシュを狙う。第1戦は塩見、第2戦は辛島が濃厚だ。
指揮官はサファテら強力な救援陣を警戒し「後ろの投手が出てくる前に何とか点を取って、先行する形をつくりたい」と逃げ切る展開を思い描いており、先発の役割は重要になる。
塩見はポストシーズン初登板。「緊張するでしょうが、普段通りやれれば。先頭打者を出さないようにストライク先行でいきたい」と意気込みを語った。対ソフトバンクは通算8勝7敗と勝ち越しており、防御率も3・10。今季の登板は9月23日の1試合だけだが、白星を挙げている「ソフトキラー」だ。
辛島は「(調子は)分からないです」とけむに巻いたが、梨田監督は塩見とともに宮崎でのフェニックス・リーグで調整させ、ファイナルS進出とともに2人を呼び寄せた。
今季ソフトバンク戦は2戦2敗で、通算でも3勝8敗と分が悪い。それでも地元・福岡で快投を見せ、エースの則本、岸、美馬の3本柱につなぐつもりだ。
レギュラーシーズン3位からの日本シリーズ進出となれば、10年に日本一になったロッテ以来2球団目。指揮官は「(今季は)ソフトバンクさんと12勝13敗といい勝負ができている」と臆するところはない。ファーストSを突破した勢いを「塩辛」がつなぐ。 (黒野 有仁)
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並んでアップする塩見(左)と辛島 Photo By スポニチ
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